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執筆者の写真ミズコウアキヒコ

キンキラキンのワイン

WINE BAR MAGARRI店主のミズコウです。


昨日もイタリア人でただ一人のパーカー100点獲得の天才醸造家「ステファノ・キオッチョリ氏」のワインをご紹介しましたが、実はもう一つ彼のワインを仕入れました。


それが「ネロ・オロ・ゴールド リミテッド・エディション」と言う、新車が売れなくなったので、特別装備を付けて、それっぽいネーミングで売ろうとする自動車メーカーの戦略みたいな名前のワインです(たとえが悪口になっとる)


そのボトルたるや、まさにキンキラキンなんです(笑)



このワインは、ステファノ・キオッチョリの経験と伝統的な醸造方法を存分に活かして作ることを目指して生み出された、ネロ・オロシリーズの最上級クラスの赤ワインです。


名前のネロ(黒)オロ(金)を彷彿させるような、向こうが透けないほどの濃密な色合いを呈しながら、繊細でエレガントな味わいが発揮され、ただ濃いだけではない、複雑な味わいが特徴です。


通常のネロ・オロは濃密な味わいを生み出すためにアパッシメント(陰干し)製法という奇手を用いましたが、こちらのネロ・オロ・ゴールド・リミテッド・エディションは、うって変わって正攻法で取り組まれています。


●ブドウ畑


シチリア島南西部のアグリジェントと、リエージにある、ネロ・オロ用のブドウ畑の中でも最も優れている場所にあります。


●収穫

8月下旬にメルロ、続いてシラーズ、その2~3週間後の9月下旬にネロ・ダヴォラを収穫します。


●ワイン醸造

ぶどうは全て徐梗し、果実のみ使用します。


押しつぶさないように優しく圧搾をします。


22~24度を保ちながらアルコール発酵を行います。


続けて15日間ポンピングオーバーを行いながら浸漬し、ブドウの果皮や種の成分をワインに抽出します。


マロラクティック発酵が終わったら、それぞれの品種の中で味わいが優れたものを選び、ブレンドします。


その後サイズが異なるオーク樽に入れ、夏の終わりまで熟成させます。


熟成が終わったら、各樽の味わいを確認し、最も優れたものを選抜してバランスを取りながらブレンドを行い、瓶詰します。



コンサルタントを務めるステファノ・キオッチョリ氏は、栽培と醸造の両方の博士号をもち、イタリアで唯一人パーカー100点を2度獲得した凄腕の醸造家。


また彼の手掛けるワインはイタリアワインガイド誌「ガンベロロッソ」誌でトレビッキエリ(最高賞にあたる3グラス)を100本近く手掛けています。


通常のコンサルタントと異なるのは、「ワインは醸造だけでなく畑仕事こそが重要」という考えを重視していることです。


栽培に関しても博士号を持つ彼は、原材料となるブドウをしっかり育てるところからワイン造りを行います。

そして、普段ハイクラスのワインばかりを手掛ける氏が、新たに始めた試みが「手の届く価格で美味しいワイン」を作ること。


キオッチョリ氏の監修のもとに生まれたワインは、登場とともに世界各地のコンクールで金賞受賞し、高い評価を受けています。



色は黒に近い深い紫で、グラスの向こうが透けないような濃い色調。


煮詰めたベリージャムを思わせる凝縮感のあるマルベリーやブラックベリー、カシスの風味、アニスなど甘く漂うオリエンタルスパイスの香り。


味わいは濃密で力強く、豊かな果実味があり、タンニンは非常に滑らかな質感。長い余韻が感じられる。

豊潤でリッチな味わいで、シチリア料理でなくとも肉料理全般とマッチします。


ワイン名:ネロ・オロ・ゴールド・リミテッド・エディション

生産者:ワイン・ピープル

原産国・地域:イタリア・シチリア島

原産地呼称:IGPテッレ・シチリアーネ

ヴィンテージ:2021年

ぶどう品種:ネロ・ダヴォラ1/3、シラーズ1/3、メルロ1/3


こちらは1杯2000円でご提供します!


これを飲んでアナタもマフィアになりましょう!(ならない)

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